Listen Like Thieves / Inxs
SIDE A
1. What You Need (全米5位)
2. Listen Like Thieves
3. Kiss The Dirt (Falling Down The Mountain)
4. Shine Like It Does
5. Good Times & Bad Times
SIDE B
1. Biting Bullets
2. This Time
3. Three Sisters
4. Same Direction
5. One × One
6. Red Red Sun
何故ゆえに「イン」と「エクセス」って分けて表記するのか?って事はさておき、このアルバムは彼らがアメリカで本格的にブレイクするキッカケになった作品だね。
「ワン・シング」っていう曲がアメリカでヒットして、その勢いをさらに加速させるべく「スウィング」ってアルバムをリリースしたんだけど、ちょっとコケた。
確かそのころやった来日公演も割と寂しい入りだったような記憶があるし、元気はあるがくすぶってるって印象のグループでした。
でも前作に関してはセールス的にはコケたにせよ何かを掴んだような気もしたな。
ナイル・ロジャース、ダリル・ホールとのコラボ等に刺激を受けたのかもしれないけど、個人的には「へー、黒っぽいファンキーなサウンドと相性良じゃん」っていう印象を受けました。
そこでリリースされた「リッスン・ライク・シーヴス」だけど、なんと言っても初の全米大ヒットになったA-1だよね。
前作からの流れを引き継いだファンキーなサウンドとはいえ、よりハードでダイナミックさが増した上に演奏も楽器のナチュラルな響きを生かしてて音が骨太になったって印象。
アルバムの中では多少浮いてるっていう印象があるんだけど、かなりカッコイイ作りでヒットすべくしてヒットしたような只者ならぬ雰囲気すら感じられるよね。
B-2は元々アルバムからの先行シングルだったけど、こっちは全米チャートであえなく撃沈したね。
曲としてはシンプルで覚え易く、例えばライヴでは凄くウケそうな感じ、前作「スウィング」がコケた英米で先行シングルにこういうタイプの曲をもってきたというのは凄く判る。
でも実際には惨敗したから、この辺は裏を返すと曲が良くてもインパクトあるPVがないとブレイクしづらいっていう時代だったのかなぁ、と。
A-1がヒットしたのには、そういった要素も多少あっただろうし、後の彼らのPVへの力の入れようは凄かったから改めてそう思っちゃうねぇ。
他にA-3、A-4もシングルカットされたけど、あまりピンと来ないというか、このアルバム自体、シングル向きの曲が少ないような気もする。
醒めたビートが心地よいA-4、直球勝負のB-1、躍動感溢れるポップなB-4、とか聴いていると、前作がコケた影響なのか試行錯誤という感じでいろいろなタイプの曲が入ってるんだけど統一感みたいのはないよね。
でもスローな曲を排除した構成とかB-6で聴けるようなザックザックと刻んでいくギターリフからは思いっきりの良さみたいなのは感じられるな。
駆け抜けちゃうアルバムだからこそ、曲間をリンクさせるような小作品といった風情のB-3も印象的だし。
バンドのベストの作品じゃないかもしれないけど脂のノリ具合がヒシヒシと感じられる力作だと思いますわ。
えー、ところでフジタ君、このアルバムを20年以上貸したままなんだけど、まだ御手元にあるかね?
もう1枚買っちゃったから別にどうでもいいんだけどさ、久々に聴いててちょっと想い出したよ。
このアルバムの曲は下記リンク先で聴けます。
ホワット・ユー・ニード
What You Need → http://jp.youtube.com/watch?v=FCB5ZFnDS-4
リッスン・ライク・シーヴス
Listen Like Thieves → http://jp.youtube.com/watch?v=M-JlvvHuEYo
キッス・ザ・ダート
Kiss The Dirt (Falling Down The Mountain) → http://jp.youtube.com/watch?v=by6uESG9TGg
ジス・タイム
This Time → http://jp.youtube.com/watch?v=RyybTFrbnm4



